『紙一枚』マネジメントを読みました。読了後、気持ちが楽になりました。

僕が本書で学んだ大事なことは以下の3点になります。

1、働かないおじさんへの対処法

2、目的をジブンゴトにする

3、相手のことを理解する

それぞれ気付いたことは

1、働かないおじさんへの対処法

どんな会社にも働かないおじさんっていると思います。

2:6:2の法則でどうしても下位2割は存在してしまいます。

仮に下位の2割をなんとかしないとと言って他部署へ移籍させる等しても新たな下位2割が生まれてしまうものです。

人間の作る組織なのでどうしようもないことのようです。

それならどうすべきか?

今までであれば彼らのことを引っ張り上げるよう努力すべきと言われることが多いと思います。

しかし本書ではあえて放っておくべきとされています。

切り捨てるのではなくあくまでも放っておくのです。

どのみち存在してしまう下位の2割であればその存在をそのまま受け入れた上で、他に悪影響を及ぼさないように放っておくのです。

本書では相手をリスペクトしつつケアは最低限にとどめて放っておくとされています。

マネージャーのリソースを下位2割のために割くべきではないし、する意味がないからです。

確かに彼らの意識を変えるように働きかけたとしても無駄だと思いますし、こちらが疲弊するだけに感じます。

彼らには彼らの事情があり最低限の仕事をすると決めるだけの理由があるんだと思いますし、生きるためだけに働くことを選ぶ理由もあるんだと思います。

そんな事情を細かく知る必要はないですが、理解するように努力し、共感する姿勢を持っていればあとは放っておけばいいのです。

彼らを放っておけばいいと思うととても気が楽になりませんか?

どうにかしなくては会社にとってお荷物になってしまうと思うと思うと気疲れもしますしイライラもしてしまいます。

最低限食い扶持だけ稼いでくれてればあとはどうでもいいやと思えれば結構気が楽になる気がします。

2、目的をジブンゴトとする

会社における目的って会社のビジョンや指針を掲げられている会社も多いと思います。

ですが中小企業ですとそこまで明確にしていない会社もまた多いと思います。

ただし社長や代表の姿を見ていれば見えてくるものがあるはずです。

ほとんどの成長企業では社長が一番働いているものです。

社長の姿こそが会社のビジョンではないでしょうか?

僕の働いている会社でも社長が一番働いていますし、(それではいけないと自覚はしていますが)社長が一番クライアントの困りごとをジブンゴトとして捉えてクライアントのことを考えて行動しています。

それをジブンゴトとして捉えて言語化していれば気付いてくれる人は付いてきてくれると思います。

ビジョンや指針が抽象的でなんのことか分からないではなく、ジブンゴトとして捉えて自分なりに解釈し自分なりに言語化して行動して行くことが大事だと思います。

主体的に考えて動いている姿は他人に影響を与えるので他人にやらせるのではなく、まず自分が動いてみることが大事です。

3、相手のことを理解する

相手のことに興味を持ってみる

その人ごとに大切にしているものがあるし、モチベーションの上がり方も違うことを理解する

自分にとってやりがいのあることでも相手にとってはただの面倒な仕事かも知れない

少なくとも自分と違う人間であることが間違いない

自分と違うことを理解できれば自然と相手のことをリスペクトできるし、

リスペクトできれば相手のこと少しでも分かろうと努力できるはず

努力するだけも関係は改善すると思います。

まとめ

自分が変わり続けること

成長し続ける姿を見せることで環境が変わり周りも成長する

自分で全部やろうとしないで相手に頼むことも大事

相手のことを知ることで丸投げをせずに適切に支援することができる

相手を知った上で放っておくことしか出来ない相手には無理に干渉せずに放っておくことも大事

全員を変えるのは無理なのだからそれはそれで問題ないと思えることは気が楽になります。

働かないおじさん問題はともかく、目的をジブンゴトとすると相手のことを理解するに関しては子育てにも通じるものがあると思います。

子供と一緒に楽しむ成長することを目的としていれば子供が言うことを聞かなくてもイライラすることはなくなります。(危険なことはダメですが)子供が楽しむ成長すること自体が目的なので少しのやらないこと出来ないことにいちいちめくじらを立てる必要はなくなります。

子供のことを1人に人間としてリスペクトして接していれば子供も心を開いてくれやすくなる気がします。子供のことを理解しようとしている姿勢は間違いなく子供にも伝わっているはずです。

マネージャーに限定せず人間関係の悩み全般的に効果がある本だと思いました。

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