『紙一枚!』読書法 書評 レビュー 読書からの知識を積み上げるには

本書を読むべき人

実は本書にははじめに本書を読むべき人が明確に記されています。

こちらのリンクからkindleで最初の部分が読めますので是非一読ください。

僕も読んだ本の内容をすぐに忘れてしまうという悩みを抱えていますので購入しました。

読了した結果、相変わらず本を浅く読んでしまい、手を止めて改めて深く考えたり、ノートにまとめたりというめんどくさい作業をサボっていることがわかりましたのでこのようにアウトプットをできるだけ丁寧にやっています。

せっかく読書もした上で作業をするので出来るだけ多くの方の役に立ちたいと思いますし、

自分の仕事にも生かしたいと思います。

そこで、先日読んだエフォートレス思考で紙一枚読書法を試してみました。

普通のノートには漠然と良いと思った文章の抜き出しを書いています。

一方、紙一枚の方には抜きだす量を制限し、その中で良かったことや感じたことをまとめ、さらに全体をまとめるという作業もしています。

ここまですると紙一枚のやり方は一冊の本が何を伝えたかったのか?

厳密にいうと自分が何を伝えて欲しかったのかが明確になります。

最後まで自分の言葉でメッセージ化をしていますので後日見返した時にもこんな本だったなとすぐに思い出せそうです。

ノートに漠然と書いている方は抜き出しの量も多いですし、その中からメッセージを抜き出す作業をしていないためなんか脈絡がないものになってしまい、作業後は覚えていていても、しばらくすると忘れてしまいそうです。

その上見返した際にもあまりピンとこない気がします。

紙一枚のやり方は本書にもありましたが本に対してリスペクトが強すぎるとなかなかこんなことができないと思います。

作者の意図はこれであっているのだろうか?とか

唯一無二の正解があるんじゃないだろうか?と思ってしまうとできません。

あくまでも読者である今の自分がこの本を読んで何を学びたかったのか?

そして読み始める前に疑問に感じていたことが解消したのか?

悩みが解決したのかが大事なのです。

僕にとってはどのようにやるのか?が明確にしたかったのでそれが明らかになったのだから大成功だと思います。

やったあとは充実感があり満足ですが、やはりやるまではなかなか腰が重いのも事実です。

今までの飛びつき思考、消費の読書は満足感もあるし、楽だし簡単です。

でもそれでは今まで通りすぐ忘れますし、意味がないことを自覚しないといけません。

今までの読書をするだけであれば家のソファーや電車の中で立っていても可能です。

ですがそれをまとめたり、本と向き合って考えたりすることは傍にノートとペンを持って机に向かわない限り不可能です。

それを続けるモチベーションはどうしたらいいでしょう?

誰かのために本の知識を活かす

読書により得た知識はきちんとまとめて自分の知識とすることのより他の人のために活かすことが出来ます。

人のために活かせれば巡り巡って自分のためにもなるはずです。

仕事での評価が上がることもあるでしょう。

メリットがきちんと理解できると少しはハードルが下がります

きちんとまとめることによって人に説明しやすくなります。

説明できる実感があると自分の中でも理解出来ているな、積み上がっているなという満足感が出てきます。

仕事は他者貢献であるということ

どんな仕事も自分だけでは出来ません。

自分の仕事を認めてくれる人がいてその人から対価をいただくことによって初めて仕事として成立することになります。

なのでどんな仕事も他者貢献でなくてはいけません。

自分だけがどんなに良い仕事をした、良い製品を作ったと思ってもその価値を見出してくれる人が一人もいなければ対価を得ることは出来ません。

ということは他者の視点でものを見ることはとても大事になります。

他者の悩みを解決することが出来たならそれだけで大きな仕事になるでしょう。

あの人はこんな悩みがあるんじゃないだろうか?と考えながらその解決法を探る本を読むことは明らかに仕事にも役立つことになります。

そんなことが可能になれば相手が何を考えているのかなんとなく分かる日が来るのもそう遠くはないでしょう。

おすすめの記事