無駄な読書をしないようにするには『人生の時間を無駄にしないように』

読書をすることは時間の無駄にはならないです。

しかし無駄な読書というものがあるように語られることは多いです。

では無駄な読書をしないようにするにはどうしたら良いでしょう?

はじめに結論です。 僕は無駄な読書なんてないと思うようになりました。

本について語れないのは読めていない証拠だと言われます。

なぜなら結局本の内容をいつでも語れないのは読めていないのと一緒だからです。

確かに僕は不意にある本の内容を聞かれると答えられないです。

例え数日前に読んだ本であってもです。

こんな話あったよねと聞かれれば、そうそうとなりますがどこが心に残ったか聞かれたらなかなか答えられないですよね。それは本を読めてないと言われてしまいます。

では読んだ本の内容を忘れないためにはどうすればいいのか?

付箋を付けたり、ノートにまとめたり、ブログで発信したりアウトプットをすれば内容を忘れないとされていたので色々とやっていました。

その結果、同じ本を何度も読み直したり、まとめたノートを読み返したりしていました。

覚えられなければノートのクオリティを上げたりしてどんどん読書が趣味というより試験勉強のようになっていきました。

そこまでやっても数ヶ月したらその本の内容は忘れています。
そしてそこまで準備して読まなくてはいけない読書という行為自体が段々億劫になっていきました。

結果としてあまり読書自体しなくなりました。

ところでそもそも読書の目的はなんなのでしょう?

目的を考えた時無駄な読書などないと確信しました。

ある時『嫌われる勇気』という本を読み返しました。

すると今の自分が自分の意見のように語っていることが本の中でたくさん書かれてることに気付きました。

まさに自分と同じ考えの人がいるのかと感じるくらいに。

しかし最初に『嫌われる勇気』を読んだ感想を見るとそんな印象ではなくこんな意見もあるのかと驚きアドラー関連の書籍をたくさん読み始めるきっかけとなった本でした。

そこで初めてこの本が今の自分の価値観の基となっていることを感じました。同時に自分の血肉となっていることを確信しました。

確かにある本を見てなにを書いてあったのかすらすら言えたらカッコいいです。

すごい知識がある人なんだなぁと思います。

でも僕にはどうやら無理なようです。そこまでの記憶を定着させるのはなかなか困難というか無理でした。

ブログに書いたり、ノートに書いたり、本に書き込んだり色々して来ました。結果読書自体が段々面倒になってきただけでした。

知識を完全に自分ものにしなきゃ本代も時間ももったいないと思い過ぎていました。

ただ僕の場合軽い気持ちで読んだ本でも、その内容を生かして暮らしていることが分かった以上そこまで気にする必要はないのかと思えるようになりました。

日常の会話や生きていく知恵として本の知識を使えればいいのではないでしょうか

僕たちは自分一人で語る状況ってそう多くないと思います。仮に講演会やプレゼンとかで語るとしても事前の準備はすると思います。ならば人の話に対してそういえばこんな話があるよとかこんな考え方をすればいいよとか言えればいいのではないでしょうか。

人の悩みを聞いて、人間関係の悩みがすべてらしいよ、でいいんだと思います。

それがどの本に書いてあるかすぐに言えれば確かにカッコいいです。でもカッコいいと思われるよりも人の役に立てればOKだと思います。

もし、作者と対談するような機会があるのであれば、確かに本の内容を覚えていないと失礼だとは思います。

しかし、多くの人にとって読書することの目的は自分の知見を拡げたり、自分の人生を豊かにすることなのではないでしょうか

だとすればどこかの本にこんなこと書いてあったよとか、自分はこう思うよ、って言えればそれでいいんじゃないでしょうか?

そうであればそれぞれの本の内容を完全に覚えている必要はなく、読み返して思い出せれば十分です。

そもそも良い習慣を身につけるとか、『7つの習慣』に書いてあるようなどう考えても大事なことって多くの本で表現方法を変えただけで書いてあるんですよ。

だからこそ別にこの本に書いてあったとかって特定する必要はないんじゃないかと思います。

僕の場合は覚えていなければならないとか、本の内容を語れなければいけないとか思うことがどんどん重荷になっていき本をあまり読まなくなってしまいました。

でもある時『嫌われる勇気』を読み、今の価値観や人生観に大きな影響を受けていたことに気付きました。

当時のノートを読み返して衝撃を受けた箇所が価値観や人生観を変えていたんです。

でも読み返すまでは『嫌われる勇気』にそこまで大きな影響を受けていたことに気付いていませんでしたし、表紙を見てもどんな内容だったっけ?って感じでした。

そんな状態でも衝撃を受けたフレーズは覚えていましたし、読み返している途中でこんな展開だったなとか、ここで衝撃を受けたんだなとか思い出しました。

まとめ

その経験から僕の本の読み方は

1,別にどの本に何が書いていたかは覚えてなくていい

2,重要な気付きをくれた本は保管しているから見返せばいい

3,自覚していなくても良い影響は受けている

4,いろんな本に共通して書かれていることも多いので量を読むことも大事

5,無理に内容を語れる必要はない

ということを改めて感じました。

本は多くの知識や学びを短時間で安価にさせてくれる物です。
みなさんも時間があるときに目を通してみては如何でしょうか?

こちらの本も参考になると思います。

よろしければ参考にしてください

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