同じ職場での仕事が続かない理由を考えてみます。
まず、人間関係が独特になり過ぎている場合
同じグループで10年以上働いてきた10人程度の組織に新しく入るのは思っているより辛いです。
全体の規模が100人とかであっても仕事が10人規模で完結してしまう部署でも同じようだと思います。
そもそもそんな小規模な組織でなんで求人があるのかというとほとんどの場合欠員募集だと思います。
特定の技能を備えている人であればその技能を求められてということもあるかも知れませんが、大多数の場合誰かが辞める代わりということが多いと思います。
転職の場合誰かが辞めた穴埋めな訳ですからスタートからそもそもキツイのが当たり前なんですよね。
なぜなら始めから既存のメンバーと同等の仕事を求められるのですから。
環境ややり方にゆっくり慣れるような時間はないわけです。
事前に分かる場合は欠員募集が避けた方が賢明だと思います。
自信がある場合は別です。
欠員募集の場合、前任者が同じ仕事をしていた訳です。
ということは明確なハードルがあるのです。前任者という。
要は前任者を少しでも超えることができれば非常に良い評価を得ることができるのです。
欠員募集でも誰にでもできる仕事であれば別です。
誰にでもできるようになっている仕事であれば欠員募集でもそこまで困難ではないと思います。
他には事業拡大のためという可能性もあります。
しかし、この時代に事業を拡大できている会社って結構ハードワークではないでしょうか?
普通の働き方をしていても事業を拡大することは難しいです。
特別なことをしているからこそ拡大し続けていることができるのです。
どちらにせよ厳しいですよね。
だからそもそも転職ってキツイんですよ。
通常であれば人に勧められるものではないと思います。
余程いまのところが苦しいとか体調不良になってしまっているとかでない限り今の環境を変えるまたは環境に慣れる努力をするのもありだと思います。
僕個人の感覚では35歳までなら興味本位で転職することもありだと思いますが35歳を超えてからはしんどいのでもう転職したくない気持ちの方が強いです。
自分が変わったり慣れてしまうよりはこのままのスタイルで許してくれるところを探した方がストレスは少ないです。
大きな環境の変化を楽しめる人は転職が向いていて、徐々に変化しかキツイという人は残ることが向いているんだと思います。
環境の変化が楽しくなると飽きてきて転職したいなと思うようになってしまうこともあると思います。
まさに僕がそうなりそうなのですが、変化がなく続けるということにも慣れていかないといけないなと思います。
日本の会社ではどうしても勤続年数で評価される風潮ってまだまだ多くあると思います。
同じことを何年も続けられることって凄いですよね。
大きな会社で部署移動や転勤をしながら何十年も同じ組織で働き続けるのは理解できますが、少人数の組織で同じ場所にある会社に何十年もい続けられる人は凄いと思います。
ただ、40代でその会社が傾いたりした時どうするんだろうと思います。
そう思うと小規模すぎる環境で環境が変わる経験をしたことがない人は一度くらいは環境を変える経験をしておいた方がいいと思います。
一度経験があれば大丈夫だと思います。
しかし転職のしすぎも良くないと思います。
僕の周りでも色々知ってしまったがために一箇所に落ち着けず転職を繰り返してしまっている人が多くいます。
2〜3年ごとに今の仕事の悪いところが見えてきてもう少し良いところを探してしまうそうです。
どんな会社にも欠点はありますし、同じくらい長所もあると思うのですが、転職を繰り返してしまう人は欠点を過大に見てしまう気がします。
そして長くいるつもりがそもそもないような気がします。
そういう人は出来るだけ良いところを見て長くい続けるような努力も必要だと思います。