異論に耳を傾けるということ

自分の強い信念や考え方に異論を唱えられたり

自分が間違っているかもしれない気配がわずかにしたりしただけで、

まるで自分の存続に関わる脅威であるかのように感じてしまうからです。

異論に対して脅威に感じてしまい討論が成立しないのは

日本人の特有の性質かと思っていたが

決してそんなことはなくアメリカ人であっても異論を述べられることは

面白くないどころか脅威に感じるものなのだと感じた

意見が違うもの同士であってもお互いを尊重し、意見を聞くことができるようになるのは

生まれつきできるものではなく訓練が必要なのである。

よって訓練次第では誰でもできるようになるものである。

SNSの意見を聞くこと

ソーシャルメディアは、非民主的でもあります。

なぜなら、自分の見解が正しいと思わせてくれる意見だけを選択的に聞くからである。

SNSを使用して他人の意見を聞くことは実は自分に耳障りの良い意見のみが目に入るように設定されている

SNSだけを見ていると自分に近い意見だけが世界の意見だと勘違いしてしまいがちである。

すると異論をより認められなくなってしまう

現実世界と離れていってしまうことになる。

SNSは早く大量の噂を聞くことができる場でもあります。

人々は昔から噂が大好きです。

しかし昔であれば噂を聞くことができたのは限られた人たちだけでした。

有名人であればその繋がりがある人だけでしたし、

近所の人であればその近所の人だけでした。

そしてそもそも噂は信用されている人同士で密かにやり取りされるものだったはずです。

多くの人の耳には入ってきませんでした。

それが今では一瞬にして多くの真偽不明の噂にアクセスできるようになってしまいました。

人々が手放せなくなるわけです。

人は話を聞いてもらえないと孤独を感じる

仮に誰かと一緒にいたとしても

話を聞いてくれないのであれば孤独を感じるという

それくらい人は誰かに話を聞いてもらいたいのである

話を聞いてもらえるということは興味を持ってもらえるということだし、

自分の存在を認めてもらえているということにもなる。

だからこそ我々は聞いてもらう話をするよりも聞くことの大切さを知った上で聞く力を身につけなくてはならないのだ。

孤独な者同時の会話ではお互いに自分の話を聞いて欲しいことにってしまいお互いに不満を感じることだろう

お互いが相手に対して興味を持たず自分の話を聞いてもらおうとする限りお互いに話は聞けないのだからお互いに孤独感を深めてしまう。

聞く力がない人が増えると孤独が増えてしまうということになる。

どうしたら聞くことができるのだろうか?

好奇心がないと人の話は聞けない

興味がない相手の話は聞いていられないですよね?

理想は誰に対してでも興味をもつことですが、それは難しいと思います。

であれば少なくとも相手の話に対して好奇心を持つべきです。

好奇心を持つためには

思い込みがないこと

偏見がないことが必要

この2つが大事です。

思い込みや偏見があると人の話は聞けないし聞かないことになってしまう。

だってこの相手からはなにも聞くべきことがないと思い込んでいたら聞かないですよね。

そしてこの相手のことはなんでも分かっていると思い込んでいることも危険です。

結婚生活においてもパートナーのことを知っていると思い込んでしまうことにより多くのすれ違いが起きてしまうものです。

パートナーのことをよく知っているという思い込みは相手の話を聞かないという結果を生んでしまう。

もし仮に話を聞いてもらえないとどうなる

自分の信念が間違っているかもと不安になる

その不安はやがて自分の存在に関わる脅威を感じてしまう

聞いてもらえないということは否定されたと感じる

その否定は存在自体を否定されたと感じる

対個人ではなく対グループであると否定どころか敵対心すら抱いてしまう

それくらい自分の話を聞いてもらえないことは人にとって不安なことなのである

人に話を聞いてもらえるだけで理解してもらえた、この人は味方だと感じたことはあると思います。

よくよく考えると聞いてくれただけで、賛同はされていなくても

聞いてくれただけで賛同してもらえたように感じます

それくらい聞くという力は偉大なのです。

聞くことは成長にも繋がる

人として成長する唯一の方法は反対意見に耳を傾けること

反対意見は誰でも聞きたくないですよね?

でも実は自分の話を聞いてもらえないことに比べたら反対意見を言われる方が楽なのです。

そして反対意見を聞くことは成長できることであり、視野も広がることなのです。

自分と異なるものの見方を冷静に聞くことが出来ればそれだけで2人分の視野を手に入れるようなものです。

自分一人で考えていてもあの人ならこう思うかもしれないなと考えられることが出来れば人の気持ちも考えた上で行動することもできるようになります。

聞かないことは騙されることにも繋がる

辻褄が合わない会話をそのままにしておくことが騙される原因になる

分からないことを分からないと思われたくなくて

そのまま聞き流すことってないでしょうか?

実はそれは詐欺にあう原因でもあります。

大体詐欺にあった人の話を聞くとおかしなところが多々あると思います。

そう冷静に聞くとおかしいのが詐欺です。

しかし実際にその現場にいると多くの人は分からないことを聞き返さないのです。

どうでしょう詐欺であれば思い当たることはないと思いますが

現実に生きていて分からないなと思ってもその場で聞き返せないシーンって多くないでしょうか?

分からないことを分からないままにしておくことは危険です。

きちんと聞いて理解できていない部分は早めに確認することを癖にしておいたほうが良いです。

ずらす対応は人と繋がるチャンスを逃す

人の話を聞いていてずらして自分の話に変えてしまうことってないでしょうか?

それをしてしまうと人とのつながりをなくす原因になります。

人々がきちんと聞かないことで得をする人たちもいる

人々が注意散漫であればあるほど企業はお金になる

注意散漫であると広告の影響を受けやすいことが分かっている

そして注意散漫であれば人の話を聞けない

作業をしながら広告を見たり聞いたりしてはいけない

買い物もしてはいけない

対して実績のない人ほど自慢したがる

自己中心的な人は嫌なやつを言うより自身のなさ不安弱みの現れであることが多い

優れた聞き手はさまざまな考えや意見に触れているため非難に対して打たれ強い

まとめ

話を聞くことって普段から当たり前のようにやっていることだと思います。

しかし改めてその効果を見ると人間関係に大きく関わってくるものだと感じました。

きちんと聞くことにより人から信頼されることもあれば逆に孤独感、否定感を与えてしまうこともあるのです。

本当の意味で聞くということは集中して相手に対して興味をもって聞かないと出来ないことです。

改めて日々聞くということに意識していきたいですね。

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