1、読書の目的子育てについて何か参考になればと思い手に取りました。
子育てというものは思って以上に各家庭内での出来事なので意外と他人の子育てを知る機会は少ないですよね。
最近では結婚をしない友達も増えてきて話す機会も昔より減っている気がします。
2、内容”人を育てることはノーベル賞に値する”
本書におけるタイトルでもある大事な言葉であり、生きていくために一番大切なスキル
TRICKとは
trust 信頼
respect 尊重
independence 自立
collaboration 協力
kindness 優しさの略語となります。
”親と違う子育てをするつもりなら自分の子供時代にきちんと向き合う”
自分がどのように育てられてたかを振り返ることなく、違う育て方はできないもし意識しないまま子育てをするといつの間にか自分と同じように育てていることになる。
”完璧な親も、完璧な配偶者も、完璧な子どもも存在しない”
誰しもただ最善を尽くすしかない
失敗しても責めない完璧な人はいないのだから許し合いながら成長していくことが大事
信頼
デジタルの進化で信頼することが危機に晒されている
デジタルの進化により生き方が変わりそれにより子育ても変わっているデジタルにより人同士の信頼が薄れ今までなら目や耳にしなかったであろう情報が入ってくるようになってしまった。
人は信頼ならぬように感じられるシーンが増えてしまい、デジタルの利用により親子間においても信頼を損なわれる事件が多く見られるようになってしまった。
しかし信頼のない人生は悲惨だ
ニュースを見ていると暗い気持ちになり世の中はどんどん悪化しているように感じる
ところが実際には人は信頼できるし、世の中はどんどん良くなっている
”子どもにはリスクを取らせろ”
予想以上に子どもは自分でできることが多い時間がかかったり要領が悪かったりしても自分でやらせてあげることが大事自分でやることにより信頼していることを暗黙のうちに伝えることになり自立を促すこともできるし自信も付けられる
たとえ裏切られたとしてもガッカリしたことを伝えるだけでいい
”Googleの20%ルールは信頼の証”
会社でも従業員を信頼し監視をせずに自由な業務をやらせることが大事である
中には信頼しているからこそ監視するという会社もあるだろうが基本は信頼しているのならば自由であるべきである。
子どもにも監視しない環境で自由に行動させることは大事怪我をしたとしてもそれで学べることもあると思う
親が先回りしてしまう環境は良くない
尊重
”親の知らない人生を子どもが望んだら”
子どもの習い事は大体親が選択したものになるはず
親の知らない世界に生きる子どもが選択する未来は親にとって分からないものであることは今まで以上に増えるだろう
そんな時でも子どもの選択を尊重することは大事である。
何かの専門家になることで子どもは自信を持つことができる子ども同士でも勉強や運動だけでなく何か自分もできることがあるということは自信になる興味が持ったものをやってみることができる環境を整えることが大事
自立
”テクノロジーとの付き合い方”
子どもと一緒に計画を立てる親がルールを押し付けるのではなく、子どもも納得できる形でルールを作る必要がある
”親の究極の目標は「用のない人間になること」”
欲求をコントロールできるようになってもらえるように自分で自分の欲求をコントロールできるようになれば何かを禁止する必要はない
携帯も寝室に持ち込まないというルールを自分で決めて守れるのであれば指示も禁止もする必要ななくなる実際には難しいがそのようにできるように幼少期から接していくことが大事なんだと思う
”ダメなら失敗してもいい”
失敗してもいいことを伝え撤退することは恥ずかしいことではないことを伝えること
失敗できることができるなら挑戦してみたいシーンも増えるはず
協力
”子どもの敵ではなく、協力者になる”
子どもに決めてもらうことで手伝いも労働ではなく、協力者と感じる手伝いを率先してやってくれると自分でできることも増えやすくなるはず
”親が携帯を見すぎてはいけない”
子どもは自分のことを見てくれているかどうかを確認している
優しさ
”感謝を伝えることでみんな幸せになれる”
”嬉しいことを日記につける”
ありがたさを日々感じることができるようになる
”人には何らかの目的が必要だし、社会に貢献することも必要”
3、本書を読んで子どもを育てることを通じて親も成長することができる親の成長を無くして子どもも成長することはできない親が成長しない限り子どもは自立できずに子どものままになってしまう。