転職活動開始から2週間で内定までもらえた僕の転職エージェントへ行く前のメモを公開します。
転職をするに当たっての動機を明確にしておくことが大事です。
僕の場合は以下の3つを明確にしてから相談していました。
1,重視したいこと
2,現状の不満
3,挑戦したいこと
それでは1つずつ見ていきます。
1,重視したいこと
相談される側として何が大事かを明確にしてくれないと判断ができないと思います。
僕の場合は、「時間」と「経験」でした。
自分の時間を確保できる環境が一番求めていたものです。
子供が生まれた時期だったので子供との時間も大切にしたかったので。
一番は時間。要は残業が少ない職場を希望しました。
ただし仕事から繁忙期というものはありますので、人手不足でも人を増やさずに常時残業過多とか残業するのが当たり前だから残業時間で評価するみたいな職場が嫌だと伝えました。
あくまでも子育てに理解がある職場であることを希望していることを強調しました。
代わりに捨てたものが「やりがい」です。
当時の僕の思う「やりがい」は規模が大きく難しい仕事こそがやりがいがある仕事だと考えていたので、時間をとってやりがいは捨てました。
今の僕は「やりがい」について当時とは違う考えを持っています。
時間の次に優先したのが「経験」です。
「経験」というと前述した大きく難しい仕事の経験では?と思われるかも知れませんが当時の僕にとっての「経験」は優良な顧客と長期に渡って信頼関係を築くことができる経験を重視していました。
それまでの僕の職場ではどんどん新規のお客さんをとれれば、解約があっても仕方ないというスタイルでした。
だからこそお客さんのスタイルや要望に合わせるよりは事務所のスタイルに合わせてもらい嫌なら辞めてくださいというやり方でした。
効率性を追い求めるのであれば問題ないやり方だと思いますし、多くの従業員を抱えている事務所であれば従業員の質も揃わないので良いやり方だとは思いますが個人的にはあまり合いませんでした。
お客さん側も会計事務所をコスパで考えているので余計な関わりは持ちたくない代わりに少しでも間違えると大問題になるということが多かったです。
良くも悪くもビジネスに徹したドライな関係でした。
なので「経験」してみたかったのが法人の引き継ぎや相続対策も含めたアドバイスができるような経験、人や会社の一生に寄り添えるような経験をしたいと考えていました。
以上2点が僕が最優先したい転職先に求める条件でした。
2,現状の不満
現状への不満と言ってしまうとただの文句にも見えますがそういう訳ではなく、こういう組織は合わないので避けたいという要望です。
これも明確に伝えることでエージェントが推薦先を絞れると思っています。
と言っても最初の重視したいことの言い替えに過ぎないことがまず出てきてしまうと思います。
残業が多いこと
顧問先が落ち着かないこと
ただしこれも言い変えて伝えることが意外と大事です。
経験的に募集要項には残業少なめ月に20時間以内と書いていてもパートの女性も含めて平均していたり、その後業務拡張によりどんどん残業が増加したりというのはよくあることです。
なので僕の場合、短期的に環境が変わる成長中の事務所は嫌ですとも伝えていました。
成長中の事務所は新たな顧客を取り込まなくてはならないためどうしても落ち着かないことが多いイメージを持っています。
重視するところでも触れましたが子供がいることへの理解がないところも辛かったです。
まだまだ子育ては女性の仕事だという認識を持つ人は多いです。
そういう職場にいると子供が熱を出しているからあまり残業しないとかも出来なくなります。土日の社内行事にもたびたび参加を求められたりします。
プライベートと仕事が別れていないというのも苦しかったですね。
3,挑戦したいこと
今後やってみたいことや挑戦したいことを実現できる環境であるかどうかです。
僕の場合はお客さんに関するすべての業務を分かっていたいという希望がありましたので小規模な事務所で、任せてもらえる環境を求めていました。
大きな事務所になってしまうとどうしても縦割りになってしまいできない業務ができてしまいます。
それを代わりにやってしまうと社内の他の人の業務を奪うことにもなってしまいます。
どうしても自分の守備範囲を広げるには小さい事務所でないと難しいと考えていました。
まとめ
僕は規模が小さく子育てに理解ある環境を求めて転職しました。
ちなみに重視したい点が曖昧なまま転職活動をしてしまうと下記のような面白そう!に釣られてしまいます。
僕の場合は求めているものが違いすぎるので後悔することになっていたんじゃないかなと思います。
迷った求人
とにかく新しい組織
これから拡大していくための幹部候補とか
社内のやりとりは基本ネット会議(コロナ禍の前です。)とか
これからの時代を感じさせるやり方をしている組織の求人は正直ぐらつきました。
ただこれから拡大していく組織のスピード感に辛くなっていたこともあったので断念しました。
以上はあくまでも転職活動開始から短期間で内定を得ることを目的としていた僕のやり方です。
僕の場合は短期間でないとやる気が続かないのもあり転職したい理由を明確にした上で、転職活動をしていました。
ただし、他の記事でも書いているようにそもそも自分が何をやりたいのか?を明確にするという目的で相談に行くこともOKだと思います。