本書を読んだ目的

東大生特有の思考法とは?

そもそも頭の良さとは何か?

頭の使い方を変えれば誰でも身につけられる?

頭の使い方を変える?

本書では大事なのは本質思考であるとしている。

何事においても本質はあり、それを理解した方が習得が早いのだと。

東大生の思考を身につけるには思考回路を真似ることが近道とされる。

ではどんな思考回路をしているのだろうか?

ものの見方が違う

ものを覚えていられる理由にしても、大切な部分をピンポイントで理解し、覚えているから覚えていられるのであり、丸暗記をしているわけではない。

確かに未知の知識であっても既知の知識と関連づけると理解し易いし、理解しているものであれば覚えていやすいですよね。

ただ大切な部分を見抜くにはかなり訓練が必要なのではないかなと思います。

本書の結論としては物事の本質を見極めることが大事とされていますので、本質を見極められれば大事なところがピンポイントで分かるのでしょうが普通の人だとそこがまず難しいのかと思いました。

結局本質を見極める力がないと思考回路の真似もしようがないですよね。

次に理解するにはその本質を見極められるようになるために、ものの見方を普段の生活から変えていくために。

・知識は関連づけて理解していくこと。

・物事にある背景にも目を向けること

・反対意見を見ること

日頃からあらゆる情報に対しそのように多面的な見方をすることによってものの見方を多く持てるようになる。

ものの見方が多面的にできるようになればミクロの視点もマクロの視点も身につけることができ自由に行き来できるようになる。

それによって『一を聞いて十を知る』という状況にすることができる。

思考法が分かったところで実際にできるようにするには。

普通の人でできるような実践としては

知識を得たらそれを関連付けること

ニュースを見たら関連する内容も確認する癖をつけることでしょうか。

現代だとネットニュースとかなら関連するニュースのリンクが出てくることが多いと思います。そういうところから興味を持っていくことが大事なのかと思います。

人には『確証バイアス』というものがありどうしても自分と同意見の情報を集めがちです。

しかしどんな物事にも裏側や反対意見の人はいるはず。

だからこそそのような反対意見を知ることはとても大事です。

反対意見は意識しない限り本能的に目に入らなくなっています。

だからこそ敢えて反対意見を探しにいく必要があります。

難しいことですがそれをやることにより物事の本質に近付けるし記憶にも残りやすくなるのかと思います。

聞いて終わり、見て終わりではなく能動的に動くこと

結局自分で興味を持ち、動き調べるからこそ知識も増え、記憶に残るということではないでしょうか?

調べる過程で必ず頭を使って考えるでしょうし、反対意見を探すには物事を一度冷静になって感情を抜いて見直す必要があります。そこまで物事を深掘りすれば理解し本質に近づくこともできるのではないでしょうか?

結局のところ何事にも近道はなく面倒なことを手間暇かけて向き合えるかどうかという当たり前といえば当たり前のことを再確認しました。

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