成果を上げるための秘訣を一つだけ挙げるならば、それは集中である。
ドラッカー名著集1 経営者の条件
仕事とは限られた時間内で多くのことをやらなければならない。
時間は限られているのだから急いでやらなければならない。
そうなると多くの人はいくつものことを同時にやろうとしてしまうだろう。
同時に複数の仕事が進めばより早く終わるような気がするから
第一に一つの仕事に必要な時間を過小評価する。
第二に急ごうとする。
第三に同時に幾つかのことをする。
ドラッカー名著集1 経営者の条件
時間とエネルギーは一つのことに注ぐべきなのである。
偉人たちですら膨大なエネルギーを一つのことに注ぎ物事を成し遂げてきた。
であれば私たち凡人が同時にいくつものことを成し遂げることは無理というものだと思います。
一つのことに集中するためにすべきこと
・やらなくていいことはやらない
・やるべきことの優先順位をつける
・やるべきことを決めたらやるための時間を決める
多くの場合自分がこの仕事に必要であると見積もる時間は足りないものである。
それを自覚するために自分が何に時間を使ってしまっているかを記録して、確認する必要がある。
自分がどのように時間を使ってしまっているかを自覚できるようになるとどこを削れば良いかも見えてくる。
そうして初めて自分の時間の中で無駄なものを省くことができるようになるのである。
自分がやらなくてはいけないことを理解してその仕事にどれだけ時間がかかるかも正確に見積もることができれば、余裕を持ってその仕事を行うことができる。
そうすればその仕事に対して余裕を持ったスケジュールを組むことができる。
余裕を持ってその仕事だけに集中できる環境を作り出すことができれば、
あまり時間を気にする必要はなくなる。
なぜなら一つの仕事に集中して取り組むことができるのであれば圧倒的なスピードで終わらせることができるものだからである。
であるからわざわざ急ぐ必要なんかないのである。
マルチタスクをしない。
例えばPCを使って仕事をしている最中メールを受信してしまい、そのメールの概要を目で追ってしまう。
その時点で意識は集中できていない。
集中したいときはメールソフトを消しておくことがいいのだろう。
そのような形で一つのことの集中するには周りの環境を変えることも必要である。
デスクの上に複数の仕事があればどうしても一つに集中することは難しいだろうし、
仕事中に電話がかかってくることもあるだろう。
するとどうしても早朝とか夜が集中しやすい環境にはなってしまう。
自分自身も同時に幾つかの仕事をしていた時期もあったし、それが一番早い仕事だと思ってはいました。
しかし、集中し切れていないのでミスが多いし、実際には時間がかかる結果になっていました。
優先順位をつけて作業する時間を決める。
作業する時間を決めてその時間内で終わらせるようにすることによって自分ができる仕事の量が把握できるようになる。
どこを改善すればもっと仕事ができるようになるかもわかるようになる。
結論
時間は誰に対しても平等である。
人間の性能はそこまで個人差が大きくない。
にも関わらず人によって成し遂げられることは大きく違う。