環境の大切さ 環境や周りの人が及ぼす影響について考える

環境が違うと「当たり前」と感じる基準も違うことを理解しなくてはいけません。

職場内においても家庭内においても「当たり前」という言葉の内容は大きく違います。

人の生活において「当たり前」はその人の環境によって大きく違います。

よくよく考えるとそんなことこそ当たり前ですが私たちはどうしても普段「当たり前」が環境によって異なることを忘れてしまいがちです。

そして自分にとっての当たり前が他人にとっても当たり前だと思ってしまいがちです。

そう思うと「当たり前」と思ってしまうことってわざわざ確認もしないような大前提なことであることが多いです。

その「当たり前」が完全にズレている環境にいて良いパフォーマンスを出すことは難しいです。

例えば僕が以前いた職場では社長が絶対の会社でした。

クライアントの仕事よりも社長からのお使いが優先される環境でした。

クライアントからの問い合わせは放り出してでも社長の雑用を優先する人が出世できる環境でした。

僕にとってそれは「当たり前」の状況ではなかったためそこに合わせることはストレスに感じました。

でも多くの同僚にとって社長を優先することが「当たり前」だったため彼らは「当たり前」のように社長の要望に応えることを優先していました。

このような齟齬が起きてしまうのはもったいないです。

だからこそ環境は自分に合った環境を選ばなくてはいけません。

自分にとって「当たり前」でも周りが「当たり前」と思わない環境にいることはストレスを感じます。

僕の場合であればその会社におけるルールが社長を優先することなのだからその「当たり前」に順応することができれば特に問題はなかったのだと思います。

でも僕にとってそれを「当たり前」にすることはストレスでした。

多くの人にとって家庭や生まれた国を選ぶことは困難です。

そして生まれた国によってはほとんど環境の選択肢は無いです。

しかし、ここ日本においては国と生まれ落ちる家庭は選べませんが、職場や自分の作り上げる家庭については選択することが可能です。

だからこそ自分の価値観に合った環境を選んだり、作り上げることが肝心です。

僕の仕事の場合、通常の規模の会社は転勤はありません。

子供との時間を大切にしたい僕にとっては転勤がないということは結構大事だったりします。

転勤一つとっても環境次第で捉え方が大きく変わってきます。

先日就職した従兄弟は新卒で入社し、これから赴任先が決まるそうです。

そこで指定された地方に行って働くことになるそうです。

それが当たり前な環境に育ちこれからも転勤を受け入れることが働く上で「当たり前」として生きていくわけです。

僕にとっては会社都合で会社の決めた時期に会社の決めた地方に転勤することは「当たり前」だと感じることはできません。

だからこそ自分の価値観と会社の価値観は一致していることが大事です。

僕にとって大事なことは人生における重要な選択肢は自分が持ち続けることです。

なので住む場所の決定権は自分が持っていたいんです。

自分がここに住みたいからこそ、そこに住み、そこから通える仕事場で仕事をすると決めています。

フリーランスの方のように常に働く場所を自由にできるわけではありませんが、自分で働く場所を選ぶくらいの決定権は持っていたいです。

あくまでも僕の価値観の場合ではそうだというだけです。

知り合いに転勤を繰り返すことで人として成長できたと言っている人もいますし、その話を聞く限り転勤が悪いものではないとも思っています。

残業についての考え方も会社によって大きく変わってきます。

自分の以前の職場では定時で帰る人はいませんでした。

残業するのが当たり前。

そういう環境にいれば当たり前に残業しますし、どうせ帰れないから定時までに仕事を終わらせる意欲もありませんでした。

(仮に定時で帰ると暇だと思われて仕事が増えます。)

しかしそんな僕でも定時で変えるのが当たり前の職場に転職してからはできるだけ定時で仕事を終わらせて帰るようにしています。

そんなところも環境次第で大きく変わります。

ただし、中には環境なんて関係なくどんな場面でも自分は自分でいられる人がいます。

そんな人には関係ありません。(でも『当たり前』を合わせることができないとその会社では出世することは難しいです。)

でも多くの人はそこまで強くないです。

だからこそ自分の価値観に合った環境に所属することが大事です。

価値観が合っていれば普通に行動しているだけでも評価してもらいやすいです。

人間は人間関係に恵まれていれば幸せと感じやすいです。

そして人間の悩みは古来から人間関係が一番の原因です。

周りの人、場所は厳選しましょう!