
人生の最大の目的は自分の心の平安を保つこと
人生を少しでも豊かにしたいと思っている人にお勧めします。
本書には全部で28のステップがありますが一つずつでも実現できれば生活に安心感と充実感が出てきます。
本書は1998年に出版された本になります。
自己啓発本はやはり長く読まれているものにこそ多くの本質的なものが含まれています。
新しく出てくるものはPCやスマホとの付き合い方や、使い方
もしくは昔より読みやすく、表現が優しくされているものがほとんどです。
人間が生きていく上での悩みは昔からほとんど変わりがありません。
なので古典的な本を読むことでより本質が掴みやすくなります。
できるだけ読む本を少なくしたいのなら長く多くの人に読み継がれている本を読むことが一番の近道です。
本書を読んで感じたこと
自分の心の平安を保つことの重要性を感じた。
SELFISHと聞くと自分本位よりも自己中心的でわがままなイメージがあったのだが
どちらかというとわがままで人に迷惑をかけるとかではなく、
他人の人生を生きるのではなく、自分の人生を生きるという意味でのSELFISHであった。
自分の人生を守るためには主張すべきところはすべきだし、断ることは断るべきである。
それだけのことで仕事はやらされているのではなく、自分からやっていることになる。
同じように長時間労働をしていても事業家が自分の事業を長時間こなしているのと
雇われた労働者が長時間拘束されているのでは、まるで違う。
自分の人生を豊かにするために自分の望みをきちんと周りに伝えること
多くの人はなかなか自分の望みを周りに伝えることは難しいと思う。
僕の場合なら今は子供との時間を一番大事にしたいことを周りに理解してもらう必要がある。
日本では特に仕事に対して滅私奉公するのが当然という雰囲気があったので、
家庭を大事にするとかは言いにくいとは思う。
なので本書を読んだ後、仕事も大事ではあるが家庭も大事にしているという話を職場ではよくするように心がけている。
全ての願いは通らないだろうが、僕が仕事のために家庭を犠牲にする価値観ではないことを知っておいてもらうことが大事だと考えているのでそれは伝わるようにしている。
そうすることで自分にとって少しでも働きやすい環境になってくれればいいなと思っています。
その価値観を知ってもらえているか否かで上司の仕事の振り方も変わると思います
人を助ける時は自分が引きづり落とされるような助け方をするのではなく、自分のできる範囲で人を助けることが大事
共倒れをしたら意味ないですよね。
自分の持つ余裕部分をその人に与えることはOKだが自分の譲れない時間まで助けに使わないこと。
そこまでしてしまうとどこか偽善のような感じを感じさせてしまうし、自分も苦しくなる。
結果、2度と人を助けないと思ってしまうかも知れない。
ストレスは減らすのではなく、なくすもの。
ストレスを減らす事を考えてしまいがちだが、そもそも無くしてしまうことが大事とのこと。
仕事をしていく上でストレスは切ってみ切り離せないものだと考えていた。
しかし、ストレスはなくすものだという。
減らすつもりで行動するのではなく、
なくすつもりで行動しなくてはならない。
ストレスはあって当たり前だと考えていると結局減らすことすらできないというのは多くの人が身に染みているのではないでしょうか
だからこそ極力無くすように行動していく必要があります。
とはいえストレスを感じる仕事とかお客がいる場合に、雇われている以上それを無くすというのは難しいと思います。
でも距離感を変えたり、工夫することは意外とできるものです。
それも減らすつもりではできないですが無くすつもりになるとどうにかなることが多いです。
特に現在はコロナ禍なので距離を遠くすることは簡単にできると思います。
未来ではなく大事なのは現在だ
「今」の延長線上にあるのが未来である。
過去の積み重ねが「今」である。
現在は完璧なのである。
そうでないと現在が後悔している状況ということになってしまうので。
あらゆることに瞬時に根本的に対応する
根本から対応しない限り好転することはない
年齢を重ねると瞬時に反応できなくなってしまう。
感度が落ちてしまう。
嫌なことに対してとっさに拒否感を示さなくなる。
気づくと示さなくなるのではなく、示せなくなる。
それが普通のおとなである。
しかし、それを続けていくと心と体が乖離していってしまう。
直感を大事に生きることを大切にする。
余裕を持つことの大切さ
本書を通じて大切さが説かれているのは「余裕」を持つことの大切さである。
余裕がないと人に与えることができない
余裕がないと新しい挑戦ができない
クライアントが求める結果以上の成果を出すにも余裕を持っている必要がある。
神は細部に宿る
完璧さも細部に宿る
PCやプログラミングも完璧でないと動けない
完璧ということはハードルが高いように感じるがあらゆることに対して完璧であることは大事であるように感じる。
細部にこだわり完璧なものを仕上げていくことの大切。
初めから細かい部分にも目を配ることを決めてから作業を始めるとそこまで苦労なくできてしまうものです。
後で後でと思いながら細部をおろそかにしていると積み重なって大きな問題になります。
後回しにしたものは絶対に後で思い返すこともありません。
多めに見ることはコストになる。
不要なコストは魅力を下げる。
→何かを多めに見るとその不快さを感じないように心を閉じることになる。
→心を閉じてしまうと幸せを感じないことになってしまう。
我慢してしまうことはSELFISHに反しストレスの元となる。
しかし、して欲しい事を我慢したりわかって欲しいと期待してしまうのは良くない。
心を開き感受性を豊かにして生活しているとチャンスに気づくことが出来る可能性も増える。
ありのままの自分でいることの大切さ。
何かの役割を演じるのではなく、自分らしくいること。
給料のためい働くのはもはや時代遅れ。
これからは自分の力で人生の舵をとって生きていく時代