ブラック企業

会計事務所という業界はブラックになりやすいです。

それは業界の構造上仕方ないという話です。

仕方ないと言ってしまうとそれで終わってしまうので、なぜ仕方ないかをお話しします。

まず、多くの会計事務所の業務はお客さんの日々の取引から申告書を作ることを業務としています。

この作業は中堅規模の会社では社内の経理課がやる業務になります。

そもそも自社の経理なのですから自社でやるって当たり前のことではあるのですが、中小企業だとそこまで人的資源に余裕がないため外注するというのが始まりになります。

通常会社内部でしか知りえない内部の経理を社外で行うわけですからどうしてもある程度の時間がかかります。確認とかせざるを得ないので。

するとどうしても一人事務所で業務を行う以上作業量に限界があります。

なので一人ではなかなか1000万円分の業務とか処理できないのです。

それ以上稼ごうとするには

1、付加価値をあげる

2、人にやらせる

となります。

1、ができる人って限られますよね?

コンサルや知識や経験がないと難しいものになります。

すると2、の人にやらせるという選択をすることが多くなるのです。

人にやってもらってその利益をとるわけですから、当然雇われる側の給料の上限って見えてますよね?

それでも給料を上げたいと思えばどうなるか?

そう、作業量を増やすしかないのです。

そのためには効率性を上げるか、作業時間を増やすかのどちらかになります。

効率性は短期的に上げることは難しいですよね?大きな設備投資をするとかもなかなか難しい。

となると作業時間を増やすしかないのです。

結果ブラック事務所の出来上がりとなるわけです。

人数が多くなると上澄みをとる人間が増えてというループが加速するので、

大手であれば職責の重い人間は給料を多くとることが可能です。

では大きい事務所ならいいのでは?と思うかも知れませんが、

あなたに長い下積み時代耐える自信はありますか?

僕は無理です。

そして耐えた結果としてあなたのあとから続くこれからの若い世代の人達は耐えてくれるでしょうか?

現在すでに会計業界を志してくれる若者は減っています。

こういうビジネスモデルはもう終わりが近いような気がします。

それではこれから働き始めるにはどのようなスタイルが良いのでしょうか?

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