初めて転職したとき辛かったです。
毎日転職辛いで検索していました。
毎日「転職」 「辛い」 を検索しまくってました
なんのためにわざわざ転職したんだろうって思ってました。
ちなみに2度目の転職では辛さはまったくありませんでした。
なのでその2回の違いについても考えてみたいと思います。
まず、1度目ですが、
一番の失敗は実力的にかなり無理をしたことです。
僕の会計事務所でのキャリアのスタートは個人の会計事務所でした。
そこでのお客さんは個人のお客さん又は個人と同規模の小さな会社でした。
従業員を2~3人雇用していたら大きい会社でした。
そんな環境ではなかなか経験は積めません。
で数年わずかな経験を積んだ僕が次にやってみたかった仕事は大企業相手でしたので
そういう会社と仕事ができる事務所に転職したのです。
そこで、最初に任されたのが事業所が全国に30か所以上あるような会社でした。
規模で言えば30倍です。普通に考えても無理ですよね。
よくやっていたなと思います。
しかも最初のところで少し仕事ができるようになり、自信が出てきたところだったので余計できない自分にショックでした。
2番目は社内の雰囲気です。
明るい雰囲気、みんなで社員旅行みたいな感じに憧れていたのですが、
性格的にまったく無理でした。
そもそも一人でいたい性格なのに…。
みんな仲良しみたいな雰囲気が苦手でした。
憧れは憧れとしてあるのですが苦手なものは苦手でした。
仲良しであれば仕事も楽しいって感覚も分かるのですが仕事は仕事だろと感じてしまってキツかったですね。
憧れと自分が求めているものは違うんだということを学びました。
3番目は必要とされている感覚が掴めなかったことです。
せっかく働くのならばみんなに認めてほしいし、お客さんにも必要とされたいですよね。
最初の事務所では必要とされている感覚があったのでその満足感が感じられなかったことが苦しかったです。
とこんなところが苦しかった理由だと思います。
そんな僕がたどり着いた結論です。
解決方法は、「耐える」ことです。
時間が過ぎるのを耐えることです。
元も子もないのですが、実際務めている間にすべて解決できましたので、時間が解決できる問題だったのです。
とは言っても気持ちの持ち方でその時間は大きく短縮又はそもそも感じない問題にすることができます。
なので次の転職では辛さは全く感じませんでした。
ではどのようにこれらの辛さを耐え抜いたのでしょうか?
1、実力の不足について
これは次の転職でも感じたことですが勉強するしかないです。
そして、きちんと勉強していれば1年でそこまで苦しくはなくなります。
ぱっと見で最初に気付くレベルの実力差は1年あれば間違いなく追いつけます。
これは2度ともそうでしたので間違いないと思います。
どうしようもない実力差は徐々に解消していくしかないですが、すぐに感じる差はそもそもその場の雰囲気によるものも多分にあるようです。
冷静に考えてみたら自分でも分かることって多いはずですが、知らない環境で知らない相手先でという条件が揃うと分からなくなってしまうことってあると思います。
なので自分も慣れてくれば大丈夫ということが感覚として分かっていたので2度目に関しては特に焦らずに取り組めました。なので1年経った今は普通に馴染めています。
勉強したり慣れたりするには時間が必要です。
2、社内の雰囲気について
これはまず、組織にはムードメーカーがいます。
その人と仲良くなることであっという間に自分の情報も広がりますし、そこに好意的な情報を流してもらえるとあっという間に「いいやつ」になれます。
人の集まりに入るときは意外とそういうイメージって大事だなと感じました。
逆になにも影響力がない人に自己紹介をしてもあんまり意味がないです。
あくまでも人に対して「影響力がある人」を選ぶことが大事です。
迎え入れる側にとってもどんな人か分からないのは不安なんです。
自分たちの居場所の雰囲気を壊される可能性を既存のメンバーも感じています。
その不安を解消するためにも自分が敵ではないことをきちんと然るべき人にアピールすること
それだけでかなり居心地がよくなります。
3、必要とされている感覚
これは自分の成長が大きいです。
認めてもらいたいって感覚って誰しもあると思います。
でも正直自分の仕事がきっちりできていれば勝手に認められていますし、
必要以上に認められてたいとかってあまり思う必要ないんですよね。
そもそも入社できている以上基準は満たしているからこそ入社できているんです。
だから自分のできることを出来る範囲内できちんとこなしていくことが大事です。
承認欲求が必要以上に強いと仕事よりもそのためのパフォーマンスに時間も能力も割かれるようになりがちです。
そうすると本来やらなくてはならないことが疎かになったり部下に不満をもたれることが増えることになります。
なのであまり自分を認めてほしいとか自分を見てほしいってあまり思わないほうがいいです。
無駄な承認欲求を持たないことは自分の仕事に自信をもつことだなと最近思うようになっています。
自分のやるべきことをきちんとできている実感を持てるとあまり気にならなくなります。
そのためにも仕事に対してきちんと向き合うこと、努力し続けること、その結果自分の仕事が楽しいなと思えることが大事です。
楽しいと思えるとストレスも減るので一石二鳥です。
他人の評価や他人の目に一喜一憂しないようなメンタルってホントに働いていく上で大事です。
以上をまとめると
1、は自分の力の問題
2、は自分の性格分析の甘さ
3、は自分の未熟さが原因だと思います。
転職した際に収入が上がる、仕事の幅が増えるというメリットが語られがちですが、
実は一番のメリットは自分のことを客観的に知ることができることではないでしょうか?
上記3点を克服した後の2度目の転職はすべて問題になりませんでした。
もちろん一度も転職辛いと思ったことはありません。
周りの話を聞く限り馴染めない理由はほとんどこの3点だと思います。
最近聞いた話も
入社時の説明より自分の応用力が低く業務が回しきれない→1、の問題
周りの人にうまく馴染めないのでいじめられるような形になる→2、の問題
いかがでしょうか?
今転職して辛いと思っている方に参考になれば幸いです。